ミズキ属とサンシュユ属と挿し木

日本ではミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属みたいな表記をよく見るが本当はサンシュユサンシュユ属ミズキ亜属、ヤマボウシ亜属の表記のほうが正しいのだろうと思う。

何故ならミズキ亜属の学名表記はSwidaでヤマボウシ亜属はBenthamidiaなのにサンシュユこそ由緒正しきCornus!中国語版Wikipediaではしっかり山茱萸科になっている。

 

このブログではCornusを多用し、極たまにBenthamidiaが使われているが正確な使い分けをしないその理由は私がアカデミックな人間ではないこととCornusのほうが語感が良いような気がするだけのことです。

以前も書いたような気がするが、当ブログの一押しCornus hongkongensisがコルヌス・ホンコンエンシスで韻を踏んでいるので非常にカッコイイ、ただそれだけ。Benthamidiaベンサミーディア・ホンコンエンシス、ベンサミーディア・コウサ、ベンサミーディア・カピタータなどでは長すぎて語感や区切りがイマイチな気がするだけなのだ。なので使い分けが必要そうなところだけで使い分けていきたいです。

 

サンシュユ

item.rakuten.co.jp

サンシュユは果実が生薬などとして使われ、コーネリアンチェリーという名前でヨーロッパのほうで主に食用にされているらしい。まさかのミズキ科食用果実に新星現るかと思いきや、宣伝ほどおいしくはないらしい。ハナミズキの実が似ている。

www.fruitia.net

ミズキは食べたことがないが小鳥に人気。でも多分可食部分が少なくて種を噛んでいるような歯ごたえだと思う。ハナミズキはそうだった。

 

ついでに最近おそらくミズキが生えていたのを発見したので挿し木にしてみた様子。

f:id:hongkongensis:20200414213528j:plain

道路にはみ出て切られたミズキ

昨年発見してミズキだろうなと思っていたのが、2月後半頃通りがかった際に道路にはみ出た枝を切られた傷口から水が染み出していたを見て確信したので枝を数本貰ってきて刺してみた。

f:id:hongkongensis:20200414213931j:plain

多分ミズキ

右のほうで萎びているのはカツラ。葉が展開したが晴れが続いた日に水やりを忘れたら萎びてしまって元気がない。一方、ミズキはそんなことは無関係に展葉し続けている。さすが雑木というかたくましい。根はまだまだ張っていないだろうが1本でいいので生き残ってほしい。というか巨大化されても困るので1本でいい。ちなみに上の赤い葉はホンコンエンシス。常緑樹の時季外れの真冬に挿したにも関わらずまだ生きている。新葉が展開するとともに普通緑になるか傷んで散るはずの葉が何故か赤くなってきた。後ろのプランター全面にホンコンエンシスが挿してあるのでこれも1本ぐらい生き残るだろう。ホンコンエンシスも何故か全部生きているけどミズキ科は挿し木に向いているのかもしれない。あっサンシュユ科でしたね。

 

次回に続く。