ツバキも買ってしまった

以前、生垣で見たことがある白花で小輪のツバキの品種が気になっていた。秋ごろ咲いていた記憶があったので花期が早い品種であろうと花期で検索をかけた。

一番記憶に近いのは嵯峨いうツバキだったけど何か違う。どうやらツバキの嵯峨には初嵐と白玉という品種があるらしい。この2つは10月頃から咲くらしく物珍しさで前買っていた夏に咲くアザレアツバキと交配できないかと思っ他のもあってひとまず初嵐を買ってきた。

アザレアツバキが8月頃咲いたので様子を見ていたがまだまだ初嵐が開花するには早すぎたので花粉を冷凍して初嵐に受粉してみたが、冷解凍方法が悪いのか、木が未熟なのか、そもそも受粉できないのか、そのまま雌蕊が傷んで落ちてしまった。

初嵐の早咲き性が遺伝するのなら他のツバキにも積極的に受粉を試みたいが。

自分が昔植えた実生のツバキは去年は八重咲だったが今年は普通の一重咲きになっている。その代わり11月頃から咲き始め3月ぐらいまで残りそうな蕾を残している。

もう一本同じ木から採った実生は花色は同じだが毎年2月頃から咲き始め4月終わりまで咲いている。ツバキの遺伝法則はよくわからん。

 

ツバキを調べているうちに自分が欲しかったのは白侘助だということがわかった。初嵐の花はなんか違うんだよなとは思っていたが。

侘助ヤブツバキとチャノキの交配種らしいとのことだが、らしいっていうのは素人の自分でもなんか違くね?とは思う。ツバキとチャノキの交配は不稔になりやすいっていうのはそれらしいとは思うけど。

ツバキとチャノキは遺伝的には結構離れてるらしくて、ツバキ亜属とかチャ亜属とかに分けられるらしい。ヤマボウシもミズキ亜属とヤマボウシ亜属とかあるけどこの2つはとても交配できそうには確かに思えないしね。

ツバキ属は4つの亜属に分かれるらしくて原始ツバキ亜属(グランサムツバキとか)、ツバキ亜属、チャ亜属、後生ツバキ亜属(ヒメサザンカとか)に分かれるらしい。

別亜属同士の交配は雑種不稔になりやすいみたいでグランサムツバキの交配種は知らないけどキンカチャとかヒメサザンカの交配種はF2ができる品種が少ないらしいね。

それならキンカチャとチャを交配して黄色いチャノキを作ればいいじゃんとか安直なことを考えたけどもうキンカチャを育てるスペースがないのが問題だ。

最近香りツバキが人気だけど、ヒメサザンカとの交配種が多いらしい。またもや安易にそれなら香りツバキ同士で交配すればいいじゃんと思ったけどそういう理由があったんだろうかな。

ヒメサザンカは確かにいい香りなのでどんな亜属とも子供ができる種馬のようなツバキがあればいいね。花期の早いと交配して秋から香るツバキなんてのも考えたけどやっぱり問題はありそうだ。

もう一つホンコンツバキ(Camellia hongkongensis)っていうのがあるらしいのね、ツバキ属の中で唯一青色色素デルフィニジンを持ってるらしくて青色ツバキ作出の星らしい。冗談でもいいからホンコンツバキの実生をやり続けるみたいなことをやってみたいけどどこにも売ってないんだよね。ツバキが有名な植物園みたいなところにはあるみたいだけど。植物園の人は切り枝でいいんで頒布してください。

それにしてもhongkongensisという学名の者は偉大なものが多いな

 

また次回