バラを買ったけど

 一昨年~去年くらいに育種とか交雑の概念を知って、なんでも混ぜたら面白いじゃんと思っていた。バラは歴史的にいろいろ交雑して現代バラが作られているようだったので初心者でもマゼマゼして遊べそうだと思ったので色々収集した。

 

 こんな花があったらいいなというのが木本で四季咲きで一重~半八重の白花で香りがあって花もちが良くて病害虫に強い、あわよくば実は食用というのが「ぼくがかんがえた最強の花木」だ。

 もちろんそんな植物はないので似たような植物を探して(四季咲き・白花・香り)あたりをクリアしているバラに着目した。

 とりあえずホムセンで適当な白バラを探しに行ったらホワイトクリスマスとオスカルフランソワが半額になっていたので購入してきた。ホワイトクリスマスは昨年咲いてくれたが幼木の内からいきなり何回も咲いてくれたせいか、現在かなり弱っている。そもそもホワイトクリスマスは病気に弱く、黒点病に罹りまくっていたのもあるかもしれない。オスカルフランソワは植える場所がなかったので転がっていた小さめのスリット鉢に詰め込んだからか咲かなかったが元気にしている。

八重咲のバラは黄色い蕊が全開になって見えるのが花の終わりかけなので一重~半八重のほうが好みに近いと気づいたので上の2種は戦力外通告となった。

 

 次に候補にあがったのが白花ハマナス。花が好みに一致していることとローズヒップが利用されている品種らしいので食用条件を満たしていると思ったので導入。ここで気づくべきだったのは当初の鑑賞目的ということから完全に脱線し始めているということと以前ハマナスの実を食べた感想として美味しくなかったということだ。

 この時はまだローズヒップ単体で美味しい種類あるだろうと思っていたのだけど調べるほど不味そうだなと思ったのでマゼマゼ理論を使って美味しい(少なくともそのまま食べられないこともないレベル)のローズヒップを考えるかと思ってさらに色々買ってしまった。

○ロサ・エグランテリア

ローズヒップティーに使われている品種らしく、葉がリンゴの香りがする。らしいが昨年の葉からは全く香りせず。ローズヒップティーは単体だと香りないらしいので葉での香りづけできないかと思ったけど新葉のほうが匂いが強いらしい。

○アルバ・セミプレナ

花形が好みなのとこれもローズヒップとして使われているので。アルバローズは6倍体なので2倍体のハマナスと交配したら4倍体ハマナス風にならないかなと思ったけど、まあそうはならないだろう。

ちなみに今年アルバの実でジャムを作ってみたけど砂糖を入れる前に潰した実を食べたらまあまあ不味かった。果実の熟度が水分を残したタイミングなら酸味があって食べられないこともなかった。

○ノイバラ

ノイバラの実は甘酸っぱいみたいなのを見たので河原で拾ってきた。拾って食べてみたこともあるけど、自分は馬鹿舌なのであの程度の量でそんな微量の味を感じ取ったことはない。ハマナスとの交雑種はコハマナスというらしい。不稔らしいのでそもそも果実ができないんじゃないだろうか。大株になったものは実がなったというのも見たが果実形がハマナス型かそもそも不明。

○ガートルードジェキル

バラの香りが広がったら素敵やんと思って買ったつるバラ。香りの強さランキングみたいなので大体上位にいる。ダマスクの香りらしいがスパイシー?系のハマナスにかけたらどうなるのかと思って買った。そもそもバラの香りの強さっていうのは遺伝するのか知らんけど。

 

その他ドリフトローズ、ミニバラ、テリハノイバラ、ハマナス実生、サンショウバラ、イザヨイバラなど

 

と、ここまで揃えて夏を過ぎた頃気づいた。これバラよりツバキのの白花のほうが花形が好みだな・・・。

元々ツバキとバラと迷ってツバキはチャドクガがなと思ってバラにしたけど、よくよく考えるとバラのめんどくささができるならチャドクガなんて余裕でしょう。そう思って秋ごろから完全にツバキに移行してしまった。

 

次回、ツバキ編