青いツバキを作るには

”青いさんご礁” 最近全然ヤマボウシの話してないですけど種を撒いても進捗がわかるのが数年後なので、年一で変わる最近ハマってる植物の話しかできませんね。 ツバキはツバキ科ツバキ属の常緑樹で日本で主に生育しているものはヤブツバキ(Camellia japonica)…

ツバキも買ってしまった

以前、生垣で見たことがある白花で小輪のツバキの品種が気になっていた。秋ごろ咲いていた記憶があったので花期が早い品種であろうと花期で検索をかけた。 一番記憶に近いのは嵯峨いうツバキだったけど何か違う。どうやらツバキの嵯峨には初嵐と白玉という品…

バラを買ったけど

一昨年~去年くらいに育種とか交雑の概念を知って、なんでも混ぜたら面白いじゃんと思っていた。バラは歴史的にいろいろ交雑して現代バラが作られているようだったので初心者でもマゼマゼして遊べそうだと思ったので色々収集した。 こんな花があったらいいな…

今年はスモモ

今年の冬はスモモの苗木を何種類か買った。彩の姫・李王・サマーエンジェル・ジュピター・レッドエース・メスレー。 昨年、太陽を食べてスモモの美味しさに目覚めたのでまたもや衝動買いだった。 棒苗だったので大して大きくならないだろうと思っていたけど…

ツバキ・バラ・スモモ2

ツバキ買っちゃったんならもうバラもいいだろという思考に陥ってしまい、バラについても調べだしてしまった。 以前海辺でハマナスが群生していたのを見て、香りのある花と大きなローズヒップが付いているのを見て有用植物発見の血が騒いでいた。 美味しいと…

ツバキ・バラ・スモモ

ヤマボウシについてだけ書くブログにしようかと思っていたけど、1年が長くて短いので他の有用植物に目移りしまくって昨年は色んな植物を購入してしまいました。 ・元々ヤマボウシと同じ白い花が好きでバラ系の5弁で且つカップ咲きで且つ蕊が黄色みたいな白い…

四照花(百度百科)考察

速攻ブログに飽きて夏から更新してなかったですけど、冬になって暇になったので何か書きます。 中国のWikipediaみたいなの、おそらくあのBaiduツールバーで有名な百度が運営している『百度百科』を見ていたら新たに気付いたことがあったのでまたまとめたい。…

ヤマボウシには自家受粉性がなかった

どうやらヤマボウシには自家受粉性がないらしい。 ヤマボウシを研究している八田洋章先生の記事でヤマボウシには自家受粉性がないとはっきり書かれているし、ハナミズキの本場アメリカでのハナミズキにうどん粉病耐性を持たせるためのヤマボウシと交配させる…

今年の成果

本ブログの目的としてはヤマボウシならびに常緑ヤマボウシを食べて大いなるポテンシャルを感じた私が、ヤマボウシの食用としての普及ならびにあわよくば食用価値を高めるための(あわよくば品種改良等)を行いたいと思っている。 しかし、最近シンボルツリー…

ホンコンエンシス変遷

ヒマラヤの花粉で受粉させてみようかと思っていたのに先にホンコンが咲いてしまったのでミルキーウェイに引き続きホンコンエンシスの変遷を。 3年目にしてようやく花芽がたくさんついたのに凍害かアブラムシか、多くの総苞がよじれて咲いてしまった。 1月ぐ…

ミルキーウェイ変遷

開花! 次回に続く

百度百科

中国のヤマボウシを調べていたらあの百度が運営している中国版Wikipediaのようなサイト『百度百科』に未知のヤマボウシがかなり掲載していたので一部書きだしたいと思います。 リンクは百度百科の四照花属(ヤマボウシ亜属)のものですが、あのBaiduのHPとい…

4月末の花芽現況

まずヤマボウシの進捗から ヤマボウシたちの花芽 公園のヤマボウシの花芽 どの場所も順調に苞が色づいてきている。私が住んでいる地域は全体的に植物の生育がやや遅めな気がするので関東などはもう少し苞が発達してきているかもしれない。 ヤマボウシ”ミルキ…

花芽の内容と芽鱗について

ここ何回か記事に書いていたミルキーウェイの花芽から伸びた葉のようなものは最初総苞かと思っていたが、やはり葉のようだった。 ミルキーウェイ 4月17日 ヤマボウシの花芽(冬芽)はは2対の芽鱗と2対の総苞片に包まれているとのことだったのでてっきり中か…

ミズキ属とサンシュユ属と挿し木

日本ではミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属みたいな表記をよく見るが本当はサンシュユ科サンシュユ属ミズキ亜属、ヤマボウシ亜属の表記のほうが正しいのだろうと思う。 何故ならミズキ亜属の学名表記はSwidaでヤマボウシ亜属はBenthamidiaなのにサンシュユこそ…

ミルキーウェイのニョロニョロ

やけに肉厚だなと思っていたミルキーウェイの花芽が本格的に開き始めたけどなんだこのニョロニョロは。 ニョロニョロ 正面から よく見ると4つあるような気もするけどこれが総苞片になるのか? 普通のヤマボウシの枝を見てもこんなニョロニョロ出てきそうな雰…

花芽軍団

前々回とあまり内容変わらないけど情報が少ない樹木だからいいでしょ ピント合わせて取れたのでまた花芽の写真。 ホンコンエンシス”月光” ヒマラヤヤマボウシ”マウンテンムーン” ヤマボウシ”ミルキーウェイ” ヤマボウシ 次回に続く。

Cornus eliptica

C.eliptica コルヌス・エリプティカ hongkongensis、capitataに続く常緑ヤマボウシの3種目。 C.augustataが古い呼び方で現在はeliptaicaが主流の呼び名らしい。中国原産とはあるが中国のどのあたりなのかは不明。1980年代にアメリカに輸入されてそれなりに普…

春の息吹

前回の謎の芽生えの写真に引き続きいくつも新しい双葉が出てきた。 雑草とは芽生え方が違うし昨年埋めたヤマボウシだと信じたい、 謎の新芽 春になり変化の季節。 さらに開いてきたハナミズキの花芽 ヤマボウシの切り枝も窓辺に追加 ミルキーウェイの花芽は…

C.kousa forma(品種)

亜種と変種と品種は非常にややこしいが違いがある。このブログの中でもゴチャゴチャになってしまっているので以後気を付けます。 とはいっても特徴の違いが亜種>変種>品種ぐらいにしか思っていないので詳しくは調べてみてほしい。 亜種=ssp(subspecies)…

種なしヤマボウシ

ヤマボウシの食用化に当たって大きな問題がある。 それはヤマボウシには複数種子ができること。可食部が少ないのに複数の種が口に残るのは近年の果物と戦うには致命的ではないだろうか。 ヤマボウシの実は単為結果性があるのか、おそらく受粉していない実が…

ヤマボウシの花芽

ヒマラヤヤマボウシ”マウンテンムーン”を購入したら花芽が付いていたので手持ちの品種の花芽を載せておきたい。 ヤマボウシ”ミルキーウェイ” ミルキーウェイの花芽 何故か2つに割れてしまったが大丈夫なのだろうか。凍害で2つに割れたのかと思ったが他の蕾も…

常緑ヤマボウシ”新月”

常緑ヤマボウシ”新月” www.j-green.info 常緑ヤマボウシ”新月”はどうやらホンコンエンシスとヒマラヤヤマボウシの交配種らしい。ヒマラヤ系の味見をしてみたことがないので何とも言えないが、ホンコンエンシスの味とヒマラヤの大実性が両方発現しているよう…

ヒマラヤヤマボウシ

ヒマラヤヤマボウシ Cornus capitata capitataの意味は頭「頭上花序の~」ミズキ科は大体そうだと思うが。 まずはこの動画を見てほしい www.youtube.com ヒマラヤヤマボウシの実はデカいと思っていたがこの動画を見るにイチゴぐらいはあるんじゃないだろうか…

シンボルツリーは不要

今日は死ぬほど暇だったので近所の住宅に珍しい植物でも植わっていないか探索するために散歩に出かけた。 最近の住宅、特に建売住宅なんかは異常に隣の家との距離が近い気がするが高いお金を出して購入した人達はこれで満足なのだろうか。もちろんそんなしょ…

Cornus nuttallii

Cornus nuttallii コルヌスナッテリー Cornus nattalli アメリカ南西部に自生するヤマボウシ亜属。アメリカに自生するヤマボウシ亜属といえばハナミズキだけかと思っていたが実の写真を見るとヤマボウシ系なのだろうか。別名集合果になるのが ※追記 写真を見…

実験場が欲しい

ヤマボウシは木本類のうえに、もともと巨大化する植物なので非常に場所をとる。なのでまず確保するべきは農地(土地)が必要になって来る。 自慢じゃないが実は使えそうな土地はある。クソ田舎のさらにクソ田舎にどこにも売れないような農地を相続していたの…

常緑ヤマボウシの品種:ホンコンエンシス

常緑ヤマボウシの園芸品種。ほとんどがホンコンエンシス系のものなのだろうか。 月光 花色:白 多花性の品種で木全体に花が付く。あまりに花芽が多いので頂点にも花が付き、枝分かれしやすい。収量増に期待したいが、多すぎて生理落果しないのだろうか。味も…

常緑ヤマボウシ

今、日本で購入できる主な常緑ヤマボウシの種は3種類。園芸品種名はまた次回。海外では他にも何種類か常緑のヤマボウシが流通しているようだ。常緑ヤマボウシとかトキワヤマボウシとか各種名で呼ばれたり、園芸品種名で呼ばれたり未だに名前の統一性がない。…

ヤマボウシの品種:ビッグアップルとロングデイズ

ビッグアップルとロングデイズはメジャーな品種のわりに品種の一覧みたいなのから外されがちな気がする。園芸界隈の品種名は品種登録されてないものでも適当にオシャレな名前や有用そうな名前を付けておけば特徴が誤差の範囲であってもコレクターが買ってく…