最終目標
最終目標は品種改良
当ブログの最終目標として簡単なものでいいから食用品種を作出したい。そうはいっても農業のプロでもないし、理学部や農学部を卒業したわけでもないので知識は浅い。というわけで品種改良のやりかたから調べる必要があった。
食用ヤマボウシとして得たい形質
まず、目的を持ってやらないとがむしゃらに木を増やしても意味ないのでほしい形質を考えてみた。
・大きな実をつける
・糖度が高い(甘みが強い)
・収穫がしやすい(樹形)
・種がない
この辺りを目標に行っていきたいと思う。
品種改良のやり方
この中で現実的なのは
1.交雑育種法
既存の種や品種を掛け合わせて、有意な形質を引き継がせる方法。
ヤマボウシは花の品種改良は行われているが、食用としての有効な形質はビッグアップルが大実?であるぐらい。そもそも基本的に多花性で樹形も整いやすく病害虫も少ない。遺伝性があるのかわからないが大きくなる木なので矮性ぐらいだろうか。
3.突然変異育種法
種から発芽した実生や枝先に今まで持っていなかった形質を突然変異的に発言したものを増やして品種として確立する方法。植物は発芽再生するときに稀に遺伝子を完全に復元することができずに通常と違った形質を発現するらしい。他にもイオンビーム育種法という重イオンビームを照射して遺伝子を切断することで意図的に突然変異を起こす方法があるようだ。研究機関に依頼窓口があるようだ。
4.倍数体育種法
コルヒチン処理などによって2倍体から4倍体を作出し、2倍体×4倍体から3倍体を作出する方法。3倍体は不稔性(種ができない)が高くヤマボウシの煩わしい種をなくし、果肉の量を増やせるのではないかと考えている。ただコルヒチン処理ってどうやるんだろう・・・。
とりあえず交雑育種法に使えそうな品種はないのか考えてみたい。
次回に続く