実験場が欲しい

ヤマボウシは木本類のうえに、もともと巨大化する植物なので非常に場所をとる。なのでまず確保するべきは農地(土地)が必要になって来る。

自慢じゃないが実は使えそうな土地はある。クソ田舎のさらにクソ田舎にどこにも売れないような農地を相続していたのだ。問題点としては①田舎すぎて通うのが大変なこと、②やや寒いので常緑ヤマボウシの生育にベストなのかということだ。

 

市民農園や貸出農地などもあるがいつ返却を迫られるかわからないような他人の土地に樹木を植えるというのはリスキーすぎるのではないだろうか。実際ビワやミカンを植えてしまっている人はいるが、ほとんどが野菜を育てたりで果樹専門で植えている人などいないと思う。規約で回復可能にすることなどあるのだろうか。

 

できるだけ居住地域からアクセスの良い場所でないと植物の機微に気付きにくいので都市部(都会ではない)に近いほうがいいが世の中そんなにうまくはいかない。土地代は非常に高くとても今の経済状況で購入できるようなものではない。それに何より農地法が邪魔をしてくる。

 

そもそも農地法第3条第2項を満たす人間じゃなければ農地は購入できない。

ざっくりと要件を書けば農業に専従して効率的に農業を行うこと(150日以上耕作、近隣に居住、トラクターなどの設備導入)。しかし、農地を相続した場合は無条件に相続できる。つまり、150日以上というのが1日何時間を示すのかわからないが、農業で飯を食っていくつもりの人間以外はほぼ購入できないということだ。

 

近年、耕作放棄地の増加が問題になっているが上記の法律を鑑みれば当然だろう。農地法第5条を使えば農地から住居用へと転用できるがそれでは税金も高くなるし意味がない。都市部ですら持て余しているのに田舎の耕作放棄地なんて転用需要すらほとんどないと思う。土地の持ち主が相続に相続を重ねて音信不通なことも多々あるし、不動産信仰で手放さない(手放せない)ので耕作放棄地が増えていくのは法律も相まって仕方がないことかもしれない。

 

管理可能な農地を手に入れることはほぼ不可能なので現状で努力するしかないのだろうか。今回は内容が浅すぎるのでいつか追記したい。

 

次回に続く