ツバキ・バラ・スモモ

ヤマボウシについてだけ書くブログにしようかと思っていたけど、1年が長くて短いので他の有用植物に目移りしまくって昨年は色んな植物を購入してしまいました。

 

・元々ヤマボウシと同じ白い花が好きでバラ系の5弁で且つカップ咲きで且つ蕊が黄色みたいな白い花を探していた。最初に目をつけたのがツバキだったのだけれどもイマイチ好みの花形がなくチャドクガが付くかもしれない。バラも虫が作って言うしどうするべきか。そこで出てきたのがゴードニア

ゴードニアはツバキ科の植物で日本ではあまり有名じゃないかもしれない。チャドクガが付きにくいらしい?という点で早速調査。

 

メルカリでゴードニアとだけ書かれて売られていたので早速飛びついて購入してみた。

晩夏に購入したが蕾が付いていて早速開花してくれた。

 

手持ちの樹木図鑑にはゴードニアの開花期は8月~10月と書いてあった。ゴードニアは何種類かあり今回購入したのは様子を見るにゴードニア・ラシアンサスGordonia lasianthus。もう1種類有名なのが冬に咲くゴードニア・アキシラリスGordonia axillaris。図鑑に載っているのはアキシラリスの写真なのに花期は上記のものであった。

アキシラリスを見ていないので葉の確認はしていないがラシアンサスは蕾が丸く膨らむ点で区別できる。ラシアンサスは北米原産で今冬屋外で越冬できたので耐寒性はあるようだ。花はやや弱めの香りがあった。

アキシラリスの特徴としては蕾が尖り房咲のように密集する。またアキシラリスは花期が冬で樹皮がまだらに剥げる。検索して出てきたブログでは大都会東京で雪にまみれるアキシラリスの写真が出ていたのでこちらも耐寒性はそこそこあるのだろう。

ちなみにアキシラリスは正確な分類はゴードニア属Gordoniaではなく今の分類はポリスポラ属Polysporaになっているらしい。またこちらも香りがあるらしい。

 

この後虫のことなんか忘れて結局バラにも手を出すんですけどまだツバキの続き。

 

花期が終わってゴードニアにもすっかり飽きた頃、やっぱり冬にも花が咲かないと面白くないなと思ってまたツバキのことを調べだした。今は納まりがいいので好きになったのだけどツバキの花弁が合着してるのがあまり好きではなかった。なのでちょうど花期であったサザンカにすればいいじゃん!と思って再度調査開始!

サザンカはツバキと違って芳香があり花弁が合着していないのでハラハラと散る。しかし、そのため平開咲きのものしか見当たらなくとりあえず好みの花形だった菊花茶となんか珍しそうなアザレアツバキを購入した。

後々調べるとサザンカの場所にはあったが菊花茶はなんとサザンカではなかった。正式名称はカメリア・グリシジーC.grijsii。香りはあるらしい。

アザレアツバキは春~秋に咲くツバキ属で四季咲きツバキの育種材料として期待されているらしい。葉はとてもツバキには見えないけど交配実績はあるらしい。とても現在の実力では花期の違う種類の交配はできそうもない。室内で育てていたら葉がどんどん落ちるので早く暖かくなって調子を取り戻してほしい。東南アジアのツバキなので5度以上推奨らしい。

花茶も東南アジア出身なので一応室内で育てていたが新芽が付いたぐらいで特に変化なし。ツバキは比較的南方の植物なので寒さに弱い種類も多くあるようだ。

 

他にもツバキの仲間で特徴的なのはカメリア・ルチェンシス C.lutchensis。ツバキ属の中で最も香りが強い品種として有名なルチェンシス。和名はヒメサザンカ。いつか購入したいと思っていたがなんとホームセンターをブラブラしていたら中苗が980円!早速購入したがめんどくさくてポットのままベランダに放置して冬を迎えたら真冬のある日、葉っぱがカッサカサに枯れているではないか!たくさん花芽もついていたがポロポロと落ちてしまう。今更ながら水やりをしたがダメそうなのでネットで追加購入。現在春前にして新芽をつけているような気がするので以外に丈夫かもしれない。沖縄が原産なので寒さには弱そうだが耐寒性は不明。水やりを忘れてたので乾燥にも弱いのかもしれない。

追加購入した苗は花芽が少なかったが3月になり順次開花。最初は芳香が弱めだったが咲き揃うにつれて香りが漂ってきた。バラで言う中香ぐらい。多花性らしいので満開になればかなり芳香がするようになるかもしれない。

ルチェンシスを交配親としたツバキの品種がいくつか作られている。芳香性は優性遺伝らしいので花形が好みな”千羽鶴”や花期が長い”初嵐”なども購入して交配してみたい。

 

バラとスモモはさらに話が長くなりそうなので次回に続く。